新年あけましておめでとうございます
旧年中は、弊社の商品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
平成23年3月に発生した未曽有の東日本大震災も今年で5年目を迎え、さらにそれに起因した原発事故によりここ関西地区におきましても原発0の状況が続いておりましたが、昨年末に裁判所により関西電力高浜原発3・4号機の再稼働が認められ現在再稼働のための準備が進められており、さらに今年4月の電力の全面自由化を控えた中、今後エネルギー分野において、家庭生活への影響が大きく変化することが予想されております。
さて、今なお多くの史跡や文化財を残すここ奈良においては、昔から地震は起きにくい地域と思っている方が多いようですが、全国的にも大地震の高い発生確率が想定されており、いつ何処で起こるか分からない地震への備えが如何に大切かを教えております。
こうした中で、弊社は災害時にでも皆様にとってLPガスを始めとするエネルギーを安心してお使いいただくために、奈良市で初めて国の補助事業である「災害対応型中核充てん所」として、大型非常用発電機、非常用通信設備、LPG車両を整備し、ここ奈良地区で万が一災害が発生しても、地域のエネルギー供給の核として安定供給が出来る体制を確立させていただきました。
さらに、分散型のエネルギーであるLPガスは、皆様方の軒下のボンベに約1~2ヶ月分の在庫を確保しておりますことからも、地震等の緊急時に熱源とともに安定的に供給することが可能なエネルギーでもあり、弊社の新たな中核充てん所の機能と合わせて、皆様に安心・安全はもとよりさらに安定したエネルギーをご提供させていただくことになります。
今年の干支は「丙申(ひのえさる)」の年で大変革の年に当たり、エネルギーの自由化元年とも云われる中、社会全体も変わっていきますが、皆様にとっても輝く未来へ変えていく年にしたいものです。
申年は、「申(さる)」が「去る」という意味を表し、「悪いことが去る」や「病が去る」などいいことや幸せがやってくるという年とする一説があります。
今年もお猿さんのような行動力を発揮して、元気よく楽しい年でありますよう心よりお祈り申し上げますとともに、今後とも弊社への変わらぬご支援とご縁(猿)を賜りますよう、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成28年 1月
株式会社加藤商会
代表取締役社長 佐藤 昭二