新年あけましておめでとうございます
旧年中は、弊社の商品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
一昨年は大阪府北部地震、西日本豪雨、台風21号による関西国際空港を含む関西全域での浸水,停電被害、北海道胆振東部地震による北海道全域停電(ブラックアウト)など自然災害が多く発生したのに続き、昨年は9月の台風15号による千葉県での大規模停電、またその約1か月後の10月の台風19号による東日本各地での記録的大雨など自然災害が頻発しております。
また平成7年1月に発生した阪神大震災も25年を経過し、平成23年3月に発生した東日本大震災も今年で9年目を迎え、日本では全国どこで地震が起きてもおかしくない状況の中、国難級の被害が懸念されるのが西日本の太平洋側を襲う南海トラフ地震で、30年以内の発生する確率が70%~80%と令和に起きる可能性が高いとみられております。
今なお多くの史跡や文化財を残すここ奈良においては、昔から地震は起きにくい地域と思っている方が多いようですが、一昨年、昨年と頻発した台風等による自然災害も含め、いつ何処で起こるか分からない災害への備えが如何に大切かを物語っております。
こうした状況下で、弊社は災害時にでも皆様にとってLPガスを始めとするエネルギーを安心してお使いいただくために、奈良市で初めて国の補助事業である「災害時対応型石油ガス中核充てん所」として、大型非常用発電機、非常用通信設備、LPガス車両を整備し、奈良地区で万が一災害が発生しても、地域のエネルギー供給の“核”として安定供給が出来る体制を確立させていただいております。
一作年の台風21号の時も奈良地区でも停電が発生し、弊社としてその際非常用発電機により通常出荷を維持し、安定供給が出来る体制を実証させていただいております。
昨年は元号が令和に改まり、また10月には消費税が10%に上がったこともあり、今年はまさに経済的にも社会的にも大きく変化する年と云えます。
弊社も一作年3月に創立70周年を迎え、これもひとえに皆様の日頃のご支援の賜物と深く感謝申し上げますとともに、これからも世の中の変化に対応し、地域に必要とされる企業を目指し、皆様に少しでもお役に立てるよう頑張っていく所存です。
今年の干支は「庚子(かのえ・ね)」の年で、始まりの意味を持つ「子」と力強さをイメージする「庚」があわさり、大きな変化が生じる1年だと考えられます。
皆様にとって、今年は財がどんどん増えるとされる子年ですので、健康で幸多き年でありますよう心よりお祈り申し上げますとともに、今後とも弊社への変わらぬご支援を賜りますよう、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和2年 1月 株式会社加藤商会
代表取締役社長 佐藤 昭二